Flight of the ibis
靄に霞む真狩村であります。
さえない天気が続いております。曇り晴れの予報でしたが、雨まで降ってまいりました。
雪はものすごい勢いで融けていますが、現時点で、昨シーズンよりは春スキーが期待できそうです。ザラメシーズンはもうすぐですね。
さて、音楽ネタです。
米国のM。先日、レコード棚を整理していて発掘した一枚。
Maria Muldaur “Southern Wind” 1978
あまり話題には上らないマリアのアルバム(ソロ4作目)です。時代どんぴしゃのAORな盤ですが、マリアの脱力系ヴォイスとサウンドプロダクションがマッチしたなかなかな好盤でした。A面ではソウルでR&Bなマリアが楽しめます。
個人的な聴きどころは、エイモス ギャレットのギター。彼のキャリア中、最もソウルなギター演奏(特にA3)でしょう。数曲で聴ける、レス デューデックのスライド(特にA5)も良い感じです。
B面はいつものマリアなので安心、A面とのギャップも楽しいかもしれません。
売り飛ばされる事無く、手許に残ってよかった。な、一枚です。
英国のMは、ガキの時分に入れ込んでいた、
McDonald and Giles “McDnald and Giles” 1971
プログレッシブロックの名盤ともてはやされている一枚。
正直いって、この手の音楽(プログレといわれるジャンル)、今となっては苦手なわけですが、20数年(ひょっとしたら27~8年)ぶりに、今、聞き返してみて、電気マイルスやフランク ザッパを、すんなりと受け入れることが出来たのは、この盤を聴いていたおかげだったかもしれないなと感じております。
クリムゾンの「宮殿」よりは、はるかに普通でのどかな音楽。十分に飲み屋のBGMとして機能しそうでございます。
どっちが先か分かりませんけど、BS&Tにそっくりの曲があったりするので、アル クーパーの70年代のソロ作に、類似点を探すのも楽しいかもしれませんね。
たった1枚しか作品の無いユニットですが、ロック界に及ぼした影響は広範囲だったかもしれません(今、思えばですが)。
あらためて聴いてみて、やっぱりこれは名盤だと感じ入った次第です。
ではまた。
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