Utterly Simple
本日2度目のポスト。
たんなる思いつきで始めてしまった、アルファベット順の音盤紹介ネタですが、残りも僅かとなりましたので、先を急がせていただきます。
ということで、T。
米国のTから。
Tom Waits “Rain Dogs” 1985
トムが場末のジャズシンガー的なたたずまいから、無国籍的自作自演歌手に変貌を始めたころの一枚。空間が猥雑にひしゃげてしまうような、素晴らしい作品。日本版アナログでは、麻田 浩さんのぐっとくるライナーのおまけつきでした。中川 五郎さんの対訳も良い感じでしたね。
英国のT。
Traffic “Mr.Fantasy” 1967
面子の趣味、嗜好が全く反映されていない、とほほな音楽。当時はストーンズさえもSgt Pepper’s を造ろうと試みたくらいですから。そんな、ペッパーフォロアーな盤の中ではまだ良い方でしょうか。後追いで聴いた私の耳には「素朴なサイケ」でございました。で、好きなのか?と問われると、けっこうスキ。だったりします。少なくとも、彼らの録音では最も良く聴きます。意匠はともかく、良い曲が多いからでしょう。
ではまた。
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