2009/4/6 月曜日

Utterly Simple

Filed under: Music — admin @ 17:21:55

本日2度目のポスト。

たんなる思いつきで始めてしまった、アルファベット順の音盤紹介ネタですが、残りも僅かとなりましたので、先を急がせていただきます。

ということで、T。

米国のTから。

Rain Dogs

Tom Waits “Rain Dogs”  1985

トムが場末のジャズシンガー的なたたずまいから、無国籍的自作自演歌手に変貌を始めたころの一枚。空間が猥雑にひしゃげてしまうような、素晴らしい作品。日本版アナログでは、麻田 浩さんのぐっとくるライナーのおまけつきでした。中川 五郎さんの対訳も良い感じでしたね。

英国のT。

ミスター・ファンタジー+5(紙ジャケット仕様)

Traffic “Mr.Fantasy”  1967

面子の趣味、嗜好が全く反映されていない、とほほな音楽。当時はストーンズさえもSgt Pepper’s を造ろうと試みたくらいですから。そんな、ペッパーフォロアーな盤の中ではまだ良い方でしょうか。後追いで聴いた私の耳には「素朴なサイケ」でございました。で、好きなのか?と問われると、けっこうスキ。だったりします。少なくとも、彼らの録音では最も良く聴きます。意匠はともかく、良い曲が多いからでしょう。

ではまた。

That joke isn’t funny anymore

Filed under: Music — admin @ 11:32:27

昨日。今期初の鱒釣りに行ってみました。風向きも思わしくなく、波も少々高め。収穫は無し。

真狩を出る頃は雨が降っていましたが、海岸に近づくにつれ晴れてまいりました。

さて。

久しぶりの音楽ネタ。

今回はS。まずは、米国のS。

Gaucho

Steely Dan “Gaucho”   1980

80年代前半の空気感を、濃く感じさせてくれる一枚。今の耳にも、優しく柔らかく響いてくれる、優れたPOPs。それにしても、凄い録音面子でございます。

英国のS。

ミート・イズ・マーダー

The Smiths “Meat is murder”  1985

ジャケはハードコアパンクスの作品みたいですが、実はそんな音ではありません。ごくまっとうな4ピースのギターポップ。物騒なタイトルはヴェジタリアンの皮肉でしょう。

デジタルサウンド吹き荒れていた当時の音社会ですが、このバンドは極めてアナログ。そんなことも幸いしてか、全く古びておりません。ヨーデルみたいな変な歌唱が好き嫌いの分かれ目でしょうか。

リアルタイムで聴く事のなかった、現在50歳前後になられる、おじ様、おば様にぜひ聴いてみていただきたい、ザ・スミスのご紹介でした。

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