G8(本文とは無関係です)
とうとう、サミットも終了です。さすがに今週は暇でした。
暇をいいことに雨にもめげず川へ出かけていましたが、さすがに濁り水では分が悪すぎ。水曜日、やっと濁りも落ち着き、チャンスとばかりにお気に入りのポイントへ。
深くて長いプールの途中に湧水のポイントがあります。多分、鱒はそこに溜まってるんだろうなと読んで、100mくらいの腰上のウェーディング。
そして、鏡のような水面にもわっとライズリング。やはりいましたね。
ここは、下からキャストして鱒のうえにラインを落としたくないんで、慎重に上流にまわります。途中、鱒を観察。魚影は3尾確認。ゆっくりと鼻先だけを水面に出してなにかを吸い込んでいます。たまに、背中が水面に出ますが、典型的なディンプルライズです。
レーンを確認して、さらに慎重に上流へ。右利きには厄介なポジションですが、まぁ、なんとかなるでしょう。
ライズは散発的に続いています。
4xのリーダーに5xのティペットを1,5mくらい足して、フライはCDCを使ったイマージャーを結びます。
必要な長さだけラインをリールから引きだし、ライズを待ちます。そして、ライズ。
ゆっくりとライズリングが広がっていきます。
キャスト。ダウンクロスにライズの上2mを狙います。成功。スラックしたリーダーがほどけながら、フライはポイントへ。
フライのすぐ近くでライズ(危なく空あわせしそうになりました)。フライがライズの波に揺れ始めた直後、ふ、と視界から消えました。すかさず、ロッドをたてます。重たい手ごたえ。鱒はほぼその場でゆっくりと反転、ゆっくりと深みへと泳ぎ始めます。手元のラインをリールに巻いて、ロッドをあおった瞬間に鱒は異変に気づいたのか、いきなりの疾走。でかくて深いプールです、流れもほとんどありません、鱒は自由に走り回れます。潜る、跳ねる、走る、ほんとにもう好き勝手にやってます。
深くウェーディングしているこちらはもうギリギリの立場です。
かなりの時間やりとり(遣られてますが、取ってはいません)させられ、しびれを切らして勝負にでました。ロッドを煽ってポンピングでラインの巻き取りにかかったその時。なんと奴がこちらめがけて突進してきたではないですか。あっ、という間もなくテンションが緩み、フックは外れ、ドラマは終了です。
大きさはランディングして計測したわけではないので解かりません。ただ、獲っていれば自己記録だったろうな、というサイズでした。もちろん、虹鱒です。
リベンジは必ず。
それまで、生きて(殺されないで)いてほしいものです。
(おまえもな。鱒より)
この辺では珍しい野鳥。この上流に今回の舞台はあります。
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