Mint Meet Zappa, in Makkari
本日の羊蹄山。深夜に降った雪がうっすらと積もっております。現在の真狩村は曇りがちですが、まずまずの良い天気です。
さて。
Frank Zappa “Jazz from hell” 1986
ザッパとマイルスを聴くたびに思うのは、はたしてこの2人に互いの影響はあったのか?という疑問ですが、生前のコメントからは、どちらからもその名前は出てくることはありませんでした。しかし、あくまでも想像ですが、少なくともザッパにはマイルスからの影響があると考えています。どこが?と問われても、「ここが」とは明確に指摘はできませんが、80年代(ベストバンド)のライブ音源のアレンジにはギル エバンスとマイルスがコラボした録音の尻尾が聴こえるような気がします。
このザッパのアルバムは、グラミー(たしか最優秀録音賞)まで受賞していますが、膨大な彼のカタログの中でも、1位2位を争う娯楽性に欠けるものでしょう。全曲インスト。バンドによる演奏は1曲のみ。あとはすべてシンクラヴィアによる機械演奏。Jazzの文字は有りますが、いわゆるジャズ的なグルーブは皆無です。
けど、カテゴライズするなら、やっぱりこれはJazzでしかないでしょう。
「ジャズは死んじゃいない、腐った臭いがするけどな」と語っていたザッパですが、タイトルがいかして(いかれて)ます。
ちなみに、これとマイルスの「On The Corner」を続けて聴くと、妙な類似点を感じたりします(たぶん私だけです)。
今朝のミント、鼻の雪が寒々しいですが、さらさらのパウダーでした。
では。
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