2008/9/3 水曜日

雷雨

Filed under: お知らせ,その他 — admin @ 12:13:42

まずは、お知らせ。

  • 釣りガイドのページに追記しました。
  • 9月後半の連休は道東釣りツアーのため宿の営業はお休みさせていただきます。
  • (多分)10月の何時かはわかりませんが、わんこ(ビーグルの子犬)がスタッフに加わることになりました。残念ながら、犬が苦手というお客さまにはご迷惑をお掛けすることになりそうです。
  • 上記に伴い、ペット(犬のみね)同伴でご利用を希望される方はご相談ください(大型犬は屋外ですが)。

現在、土砂降りです。遠くで雷鳴が響いています。昨日の鱒たちのにわかな活性化は予兆だったのかも。

これで、川の水ががーんと増えると鱒たちが一気に動きます。わたくし的には恵みの雨ですが、農家さんたちにとっては収穫の忙しい時期に、まさに水をさされた形ですね。

さてさて、わたくしがほぼ毎日のようにリサーチに出かけているエリアでは不思議なことに、山女解禁の2週間くらいを除いては、餌釣りの方に出会うことはまずありません、それどころか他の釣り人に出会うこともごく稀です(周辺のふみ跡などを見るとけっこうな人の出入りはありそうですが)。

釣り人の中には、リリース前提の人もいれば、キャッチ&イートが前提の人もいるでしょう。ただ、お見受けする限りは、餌釣りの方にイート前提派(腰につけている魚篭)が多いようです。イート派を多く見かけるエリアではシーズンが深まるにつれ各種の鱒は激減していくようです。当然、山女だけを選択して釣り上げることは難しいでしょうから、岩魚はもとより虹でも茶でもオショロコマでもあるいはウグイ(鱒じゃないけど)でも針に掛かった獲物は全てお持ち帰りなんでしょうか。とにかく、魚がすれて釣りづらくなるのではなく、魚そのものが減ってしまうんです。6月よりも8月のほうが当然、魚のサイズもアップするはずなんですが、成長する前にどんな幼魚でもお持ち帰りされてしまうんです。

昆布川での出来事です。入渓してしばらくして、下流からわたくし(見た目は若く見られがちですが)と同年代か少し年下くらいの餌釣り師が近づいてきて、挨拶の言葉もなく唐突に「にいちゃん。(釣った魚を)逃がすくらいならオレにくれや」と言うではないですか。もう、ただただ唖然とするしかありませんでした。

“リリースした魚はどうせ死ぬから”とも伺ったことがあります。が、わたくしは何度も、何尾も同じ魚を釣っています。冬をこして一回り大きくなった鱒もいました、それどころか3年間で何度も同じ鱒に遊んでもらったことさえあります。殺されさえしなければ(もちろん、自然死、鳥などの捕殺もあるでしょう)、寿命が続く限り、鱒たちは産卵し子孫をのこし、わたくしら釣り人の遊び相手になってくれるんです。

山女でさえ春に手の平くらいだった個体が8月には、大きく強くなって再び相手をしてくれるわけです。

最近の尻別川は釣れなくなった。とお嘆きのお持ち帰り派のかた。お持ち帰っている限り、尻別川は釣れる川に戻りませんから。

あとは、いらん河川改修という無駄な公共事業を無くして、その予算とエネルギーを河川と周辺の環境回復に少しでも回していただければと思う次第です。

熱く語っている間に雨は小降りになってきましたね。

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