2010/2/2 火曜日

駆除の問題三たび。

Filed under: Guide Life,お知らせ — admin @ 21:29:49

昨年来、茶鱒の是非についてきな臭いあれこれが行われている道南の鳥崎川。

先月30日に、茶鱒駆除なんとやらの会議が行われたそうです。

この問題に関しては、私は駆除反対の立場ですが、だからといって安易な放流を良しとするわけでもございません。

ただ、こういった件で懸念するのが、駆除のための駆除に発展すること。

要は駆除の為の予算が目当てで、茶の次は虹、などなど、一度味をしめれば仮想の敵はいくらでも思いつくのだろうな。ということです。

そうなってしまいますと、尻別川の茶も虹も当然駆除の対象。マボロシの鉄頭も、海鱒も、ほんとうの幻になってしまいますね。

なによりメインアクターの虹が居なくなってしまうと、わたしどもフィッシングガイドは仕事にならないではないですか。

北海道内の茶と虹が生存する全ての水系で近々に勃発するであろう問題でもあります。

金にならない魚(水産という意味において)はいらん(が、本音で在来種、生態うんぬんはプロパガンダにしか聞こえません)。金になる魚にイタズラする奴もゆるさん。となると、そのうちに内水面は保護河川だらけになりかねません(とは考えすぎか)。

4 Comments »

  1. こんばんわ、三度の渦中にいるボクです。。。

    「漁業者感情に応えるべく、茶鱒はミナゴロシにするべし!!」の道水産部ですから、鳥崎川の資源生産性を向上させ、野生種のサケやサクラマスを増やそうなどとはコレッポッチも思っちゃいませんでしたわ(笑)

    それどころか資源量増幅の為の河川整備の必要性に関する部分に触れると、間接的に(超まわりくど~く)
    「は?基本ボクラは“サケとサクラは漁師以外には触らせないゾ!政策”以外何もしないんだよ?」
    「それじゃあ百歩譲って、“川や森は悪いよりは良いに越した事はない”くらいのアドバイスしてあげるから」
    「ま、アンタラが何かしたいんなら、ソッチ方面でハナシをしてきなさいよ」

    との、有り難~い(オメデタイとも読む)お言葉を頂いて来た次第です(汗)

    ・・・心外だったのは、会場の漁業者がもれなく「北海道中の川がブラウンだらけになれば良い!!」と思っている組織だとカンチガイされていた事です(涙)
    毎年、冷水に切ない思いをしてまでサクラマスの発眼卵を放流したり、サケマス族の産卵床整備をしているのになぁ。。。

    あ、資料では、河川によっちゃぁニジもサケ稚魚食ってたから、プロパガンダ・イケイケで、どこかの河川では次の生贄になる可能性もあるでしょうね。

    ・・・・オイ道庁!!違法コピーソフト使ってて、その尻拭いに5億円以上(コレ、もちろん税金なんでしょ?)掛かるってんだから、金の使い方考えろ!!と、協議会の中で吠えてみたいっス!(笑)

    コメント by KABU — 2010/2/2 火曜日 @ 23:16:04

  2. まったくもって・・・。

    「その場」の状況を想像すると、おなかがうずきます。

    エコだの環境だの生態系だのをお題目に新規の蜜を求めてむらがる、CO2どうたらの前に削減していただきたい環境やくざみたいのがいっぱい居ますからね。

    エコってエコノミー? 片腹いたいわ!

    >・・・心外だったのは、会場の漁業者がもれなく「北海道中の川がブラウンだらけになれば良い!!」と思っている組織だとカンチガイされていた事です(涙)

    なんだか寂しくなってきますね・・・・。

    胃薬、必要ですか?

    コメント by admin — 2010/2/3 水曜日 @ 9:45:43

  3. adminさん、こんばんわ!

    >なんだか寂しくなってきますね・・・・。
    それはそれはものの見事にマスコミとガクシャに踊らされ、洗脳を受けた方々でしたから、一部からは「茶鱒が海に降りて、北海道中の川が茶鱒だらけになったらどうするんだ?」と真顔で聞かれましたから(笑)

    >胃薬、必要ですか?
    いや、もうね、当日の現場で最も必要だったのは、頭にぶつけたら殺せるくらいの豆腐のカドでした(笑)

    ま、アノ方々の仰る望ましきセイタイケイってのは、上から下まで川を埋め尽くさんばかりのサケがいる光景ではなく、定置網がブチ切れるくらいパンパンに捕獲されるサケを見たときでしょうねぇ。。。
    しかも、殆どがメスならなおさらグッドみたいな(笑)

    なんだか、コレを書いてて虚しさが込み上げてきましたわ・・・・

    コメント by KABU — 2010/2/3 水曜日 @ 23:00:51

  4. そもそも、在来の遡上魚さえ往来できない川ばかりなのに、茶鱒だけ拡散?空とぶんですか?

    サケマス増殖なにがしの初期の段階で、実はボタンを掛け違えていて、関係者みな、なんとなくその事に感づいているのに、いまさら間違っておりましたとは言えないから、とりあえず害魚による食害のせいにしておこうかと。そうしておけば予算も安泰だし。

    「あ、アメマスとかイトウとか嫌な奴は他にもいるけど、在来在来ってみんなうるさいから、とりあえず茶って事でよろしく」

    「釣り人ォ? そんなこそ泥みたいな連中、かまわんでよろしい」

    みたいな。

    はぁ・・・。確かに。虚しくなっちゃいますね。

    コメント by admin — 2010/2/4 木曜日 @ 20:16:51

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