As the years go passing by
このところあれこれあって、なかなか更新がままなりませんが、音楽ネタの続きを。
英国のAでございます。アル スチュアートかアニマルズかでちょっとだけ悩んで、結局、アニマルズのこれ。
アニマルズといえば、「朝日のあたる家」、「孤独の叫び」などなどでご存知の方も多いでしょうが、1968年発表のこの盤、実質はズート マネー(鍵盤)のバンドにエリック バードンが客演したかたちの録音のようです。後年のリユニオンは別として、アニマルズ名義のラストアルバムでもあります。サイケ吹き荒れる当時の英国ロックシーンで正統派のR&Bの歌い手が、どんな風にシーンと向き合って居たのかはひじょうに興味深いところですが、バンドの演奏が少々冗長なところはご愛嬌としても、ズートともども「わしらはこれしか出来んもんね」的な開き直りが、とてもよく出来た英国産のR&B盤を作らせたんだと思います。今になって思えば時代を代表する曲のカバーが多いのも古臭くならない理由かもしれません。
個人的に、白人のR&B歌手ではベスト5入り間違いなしのエリック バードンですが、この録音ではなかなかに技巧的なところも見せて、猪突猛進一本調子型の歌手ではなかったことがよくわかります。LPで2枚組みの大作ですが、通して聴いても退屈はしません。
余談ですが”ポリス”結成以前のアンディ サマーズ(ギター)の演奏も聴けます。
ミントですが、ただいまおなかの調子を悪くして、獣医さんの指導に基づき48時間の絶食療法中でございます。さすがに空腹で力が入らないのか、悪戯に凄みがありません。
ちょっと、不憫。
ではまた。
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Comments (2)
その5人にヴァン・モリソンは入ってますか?
コメント by KOB — 2009/2/5 木曜日 @ 18:43:55
KOBどの。当然ではないですか。ベスト5(私的)を暫定的に挙げておきますと。
バードン。モリソン。ロジャース。マリオット。ダルトリー。(順不同)です。
コメント by admin — 2009/2/5 木曜日 @ 22:18:24